友人からワンルームマンション投資を紹介された・・・信用して大丈夫?

人を紹介すると“紹介料”がもらえる

仲の良い友人から「今度、ワンルームマンション投資の話を聞いてみない?」と誘われた。友人のことは信用しているものの、怪しいビジネスでないか心配…。

もし突然ワンルームマンション投資を紹介されたら、そんなふうに思うのも無理はないかもしれません。そこで今回は、「友人から紹介されたワンルームマンション投資は信用していいのか問題」について、検証していきたいと思います。

まず友人からのワンルームマンション投資の紹介というと、主に2つのパターンが考えられます。一つは不動産営業マンをしている友人から、ワンルームマンション投資を勧められるパターン。もう一つは、既にワンルームマンション投資を行っている友人から、ワンルームマンション投資を勧められるパターンです。後者の場合、友人から不動産営業マンを紹介され、以降は営業マンとやり取りすることになります。

友人が不動産営業マンの場合、あなたが契約すると当然、友人の営業成績は上がることになります。また友人が不動産営業マンを紹介する場合でも、紹介したことで友人には紹介料をはじめ何らかの見返りが入ることが一般的です。現金や商品券で支払われることもあれば、たとえば友人がワンルームマンションを購入した際にかかった数十万円の諸費用が、紹介した人数に応じて、予めディスカウントされるといった形です。

そうした構造を考えると、ワンルームマンション投資を勧める言葉はポジショントークとなりそうで、ちょっと信用できないのでは?とも思ってしまいます。自分の営業成績を上げたり、紹介料を得たりするために、言いくるめようとしているのでは?と。

気心の知れた人に変なものは紹介できない

でも少し冷静に考えてみれば、友人からの紹介は、“信用できないもの”である可能性の方が低いことがわかります。もちろん友人との関係性にもよりますが、もし気心の知れた間柄であれば、友人も当然、人間関係がおかしくなるような高リスクのものを紹介しようとは思わないでしょう。相手にとってもいいものと考えるからこそ紹介しようとなるのが、普通ではないでしょうか。

それは逆の立場で考えてみると、より実感できます。もし自分が親友やパートナー、先輩や部下等々、大切だと思う相手に何か紹介するとしたら…。当然、変なものは紹介したくないですよね。

また気心の知れた相手からの紹介であれば、「その商品は本当にいいのか」「どんなところがいいのか」「こんな懸念があるが大丈夫だろうか」といったことを、いつでも尋ねることができます。友人相手なら思い立った時にLINEで聞いたり、時間を気にせず電話でじっくり話したりすることも容易いですし、友人も包み隠さず本音で対応してくれるはずです。したがって買うにせよ買わないにせよ、しっかり納得できる状態にまでいきやすいのです。

つまり友人からのワンルームマンション投資の紹介は、不動産営業マン、友人、そして紹介を受ける側の三者にメリットがある「三方良し」(友人が不動産営業マンの場合はウィン・ウィン)の取り引きになりやすいといえます。したがって気心の知れた相手からの紹介であれば、紹介された側にとってもある意味チャンスであり、検討する価値は充分にあるといえるでしょう。

相見積もりをとり、真に納得したうえで買う

とはいえ、「仲のいい人からの紹介であれば、二つ返事でOKして大丈夫」というわけでは決してありません。何事にも合う・合わないがあるので、いくら友人がいいと思うものでも、自分には合わない可能性があります。そもそも投資商品の良し悪しは、その人の資産状況やライフプランによって大きく変わってくるものです。だからこそ、最終的には自分がきちんと納得した状態で判断することが、とても重要になります。

そのためにぜひ行いたいのが、一つは前述のように気になることを友人に徹底的に聞いておくことです。

普通の営業マン相手には聞きにくい立ち入った質問も、友人であれば気軽に聞けます。ぜひ「なぜワンルームマンション投資を始めようと思ったのか」「●000万円もするものをフルローンで買ってしまって大丈夫なのか」「空室が出てローンを返済できなくなったりはしないのか」「本当に儲かるのか」等々、気になるポイントを納得のいくまで尋ねてみましょう。

それとあわせて必ずやっていただきたいのが、「相見積もり」を取ることです。別物件でワンルームマンション投資のプランを探してみて、良さそうなものがあればそちらも“話を聞いてみるのです。そして物件の値段から賃貸経営の収支、ローンの条件まで、お金が絡む部分の相見積もりを取りましょう。

そうして両プランを比較し、紹介を受けた方のプランに正当性があるかどうかをきちんと確認します。場合によっては友人に、「こっちのプランの方がこの点は良さそうなのだけど、どうだろう?」などと追加で聞いてみるのもいいでしょう。もしかすると、相見積もりを取ったプランの方が、本当にいい場合もあるかもしれません。いずれにせよ相見積もりを取ることで、より納得した状態に近づくことができるでしょう。

実際のところワンルームマンション投資の現場では、紹介をきっかけに新たな契約が生まれることがよくあります。中には50件以上の紹介を行う猛者もいます。また、夫や妻など、パートナーからの紹介で契約に至るケースも少なくありません。

紹介を受けたおかげで、普通であればまず知ることのなかったワンルームマンション投資という投資法を知ることができ、そのおかげで将来に向けた資産形成を早いうちから始められるかもしれません。また契約してもしなくても、ワンルームマンション投資という長期の投資商品に向き合うことで、自分のライフプランをきちんと見直すいい機会にもなります。

だからこそ「紹介なんて、怪しい…」と毛嫌いせず、一度話を聞いてみてはいかがでしょうか。

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